ローグ・プラネット
エピソード1ファントムメナスから3年後。
オビ=ワンと12歳のアナキン。
●全体的に
今回の舞台であるゾナマ・セコート星の神秘的で幻想的な世界観や、
ミステリアスな部分にどんどん引き込まれる。
解説にもあるが、普通のSF作品としてもかなり楽しめる。
オビ=ワンとアナキンのさりげないふれあいも心温まる見所ポイント。
生意気で、レース好きな無邪気な少年に一筋の影が落ちる、象徴的な作品。
あまりネタバレしないように見所を書いてみました。
●オビ=ワンとアナキンの絆
オビ=ワンはまだマスターとしては成熟しておらず、とアナキン(12歳)の
マスターとしてまだ成熟していないオビ=ワンは、アナキンを導くことに不安を抱いている。
アナキンは生意気だけど、なんだかんだいってオビ=ワンを頼りにしている。
ぎこちないながらもアナキンを守ろうと、優しく包み込んでいくオビ=ワンの姿がほほえましい。
(・・・深まる絆を感じれば感じるほど、EP3での切なさは募るわけですが・・)。
●アナキンの成長
アナキンは今回のミッションで初めて自分の驚異的なチカラの片鱗を知り、
驚き、恐怖を覚えることになる。
今回、アナキンは心に深い傷を負うことになるが、
その傷がEP3での結果への一歩であることは言うまでも無く・・。
●登場するジェダイ
・メイス・ウィンドウ
冒頭にしか出てこないけどメイスの人柄へ好感度増。
・スレイシア・チョ・リーム/ヴァーゲア
どちらも女性。
スレイシアは女性ジェダイを導くのが上手いらしいマスター。
今回は行方不明になったパダワンのヴァーゲアの足跡を辿るミッションになる。
●敵対者
・ターキン/レイス・サイナー
後のターキン総督(EP3終盤/EP4)が若き野心家として登場する。
既にこの時点でパルパティーンとコンタクトを取っており、
銀河帝国設立に向けてシスの壮大な計画に加担し始めていることが伺える。
(”シス”と認識しているかどうかはわからないけど)
サイナーはターキンの友であり、明晰で抜け目ない。
ターキンとの静かな頭脳戦が面白い。
・キ・ダイヴ
彼とアナキンの係わり合いについては触れないでおきます。
・スターウォーズブリッジノベルまとめ
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*Star Wars - トラックバック・ピープル
EP1直後に出たと思うのですが、EP1の記憶が新しいうちに読んだので、アナとオビの関係が微笑ましくもあり、クワイ・ガンがいたら…と思わず思ってしまった記憶があります。
そうなんですか!EP1公開のときはこういったノベルの存在も知りませんでした〜確かにクワイが居たら・・と思っちゃいますね・・クワイ=ガンがマスターでアナキンがパダワン。また違った結末でしたね・・
ところでこの本もう絶版らしくてどこでも普通に買えないみたいです。私はギリギリ安く買えたのですが今はオークションでも最安値でも5000円!!びっくりです。かなり面白かったので増刷もしくは文庫化希望ですね〜